(国)国立環境研究所は12月7日、同研究所環境修復再生技術研究室の徐開欽(じょ・かいきん)室長が日本水処理生物学会から「第18回日本水処理生物学会論文賞」を受賞したと発表した。
同学会誌に掲載された同氏の研究論文「有毒藍藻類産生毒Microcystinのコマツナ、キャベツ、クウシンサイ土壌栽培における生育影響および吸収・蓄積特性評価」が評価されて受賞した。
ミクロシスチン(Microcystin)は、バクテリアが生産する人間や家畜に有害な毒素。ブラジルでは、1996年にミクロシスチンを含んだ水を飲んで50人が死んでいる
徐室長の受賞は、ミクロシスチンを含む水を農業灌漑に使った場合のリスクについての研究成果が認められた。