(独)農業・食品産業技術総合研究機構は11月30日、東京電力福島第一原子力発電所事故で汚染した農地の放射性セシウムを除去するための除去効果実証試験を10種類の放射性物質吸着資材を使い実施すると発表した。
この実証試験は、「放射性物質吸着資材に関する効果実証試験」といい、民間から試験する吸着資材を公募して同機構がその放射性セシウム除去効果を実証しようと行なうもの。
効果実証試験に選ばれた10種類の資材と、その申請企業は次の通り。
▽天然鉱物系三種混合ゼオライト:アクアケミカル(株)、▽絹雲母材100%:チョウエイ(有)、▽ロックエースZS:日鉄住金環境(株)、▽アラゴナイト炭酸カルシウム:(株)なかわ、▽環境保全型農業資材「サンバース」:微生物的環境技術研究所、▽有用微生物土壌改良資材EM-1:EM研究機構、▽バイオ炭:関西産業(株)、▽プルシアンブルーフロアブル30%:大日精化工業(株)、大塚アグリテクノ、▽FK-Z:FKホールディングス(株)、▽CsQ-CHUCK無機系セシウム吸着材:芳川紙業(株)
No.2012-48
2012年11月26日~2012年12月2日