国土交通省の国土地理院は11月1日、地磁気の秒ごとの測定値「地磁気毎秒値データ」を準リアルタイムで広く一般に提供する情報サービスを同院のHP(ホームページ)上で開始したと発表した。
地球は、巨大な磁石で、地磁気と呼ばれるその磁場は絶えず変化している。
国土地理院は、鹿野山測地観測所(千葉・君津市)と水沢測地観測所(岩手・奥州市)で地磁気の観測を行っており、その両観測所の秒値データを今回準リアルタイムでダウンロードできるようにしたもの。
地磁気毎秒値データの準リアルタイム提供は、地下内部構造の探査、津波発生予測、磁気嵐の予測など各種の地球物理研究の推進に役立つと期待される。準リアルタイムデータの提供ページは、http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/geomag/menu_03/qreal.html。
問い合わせは、国土地理院測地部(TEL直通029-864-4767)へ。
No.2012-44
2012年10月29日~2012年11月4日