国土交通省の国土地理院は10月31日、「都市圏活断層図」4面を11月1日に公開すると発表した。
都市圏活断層図は、平成7年(1995年)の「阪神・淡路大震災」を契機に国の地震調査研究推進策の一環として同院が作成を進めているもので、これまでに152面を公表している。
活断層は、これまでの数十万年間に1千年から数万年の間隔で繰り返し活動してきた跡が地形に明確に表れていて、今後も活動が繰り返されると見られる地層のこと。
今回公開されるのは、秋田県の「能代」、「森岳」の2面と、福井県の「三方(みかた)」、鹿児島県の「出水(いずみ)」の4面。
それによると、「能代」、「森岳」では、今回の調査で新たに確認された7つが活断層を表示しており、「三方」には5つの活断層・推定活断層が記され、「出水」ではこれまで存在は知られていたがその位置が不明確だった3つの活断層・推定活断層の詳細な位置を表示している。
No.2012-44
2012年10月29日~2012年11月4日