途上国対象の「地震工学研修」の修了者数が1千人を突破
:建築研究所

 (独)建築研究所は9月17日、同研究所が1960年から開発途上国の若い研究者や技術者を対象に毎年実施してきた「地震工学研修」の研修修了者が1,000人の大台を超えたと発表した。
 この研修は、同研究所と政策研究大学院大学、国際協力機構(JICA)が連携し、途上国の研究者、技術者を日本に呼んで1年間にわたり地震学、地震工学、津波に関する研修を行い、所定の単位を取得すれば修士号を授与するというもの。過去の研修修了者からは、包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)の局長やインドネシア教育省の局長などが出ている。
 昨年の10月に開講した第50回目の研修は、9月17日に、つくば市(茨城)の同研究所で閉講式が行われ終了したが、13ヶ国から参加していた22人の研修生全員に修士号が授与された。
 今回で、参加国数は78ヶ国を数え、受け入れた研修生数は1,014人になった。

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