(国)産業技術総合研究所は3月30日、同研究所と(国)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、福井県の3者が連携して福井県内の企業を支援する協定を同日締結したと発表した。
この協定は、産総研など3者が連携して航空・宇宙、ライフサイエンス、ロボットの各分野を対象に福井県内の企業に対しオープンイノベーション方式で技術支援して新成長産業を生み出そうと締結したもの。
オープンイノベーションは、他社に自社の技術やアイデアを使わせて新しい製品などを開発する今世界的に注目されている技術革新方式。
福井県では、平成27年度に県内外の大学や大手企業、公的研究機関、金融機関などが連携して同県内の企業の研究開発を支援する「ふくいオープンイノベーション推進機構」という組織が発足している。
今後は、それを産総研など3者が連携してバックアップしていく。
産総研は、4月1日付けで福井県工業技術センター内に福井県内の企業との連携構築を役割とする「産総研福井サイト」を設置しており、「オープンイノベーションを通じてニッチ分野で高い世界シェアを有する企業の創出を図る」といっている。