筑波大学は3月30日、(独)医薬品医療機器総合機構と同日付けで包括的連携協定を締結したと発表した。
同機構は、PMDAの略称で呼ばれ、医薬品などの審査と安全対策、健康被害救済の3つの業務を行っている国民の健康と安全の向上に貢献している機関。
筑波大は、これまでもPMDAと連携大学院協定を結んで人材育成で協力してきた。
革新的な医薬品・医療機器などの開発には、先端的な英知で品質、有効性、安全性を的確に評価して推進する人材の育成が必要とされている。
今回の包括協定は、それに応えられる人材をこれまで以上に強力な連携体制を構築して育成することを目指して締結した。
具体的には、PMDAの理事などを筑波大の教員とする「連携大学院」を今後も継続して「医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス講座」と呼ばれる大学院フロンティア医科学授業を実施する。
また、革新的な医薬品などの開発に役立つ評価方法の共同研究の実施を検討する。