(独)物質・材料研究機構は12月16日、インドネシアのバンドン工科大学と12月9日に包括協力協定、国際連携大学院協定を締結したと発表した。
バンドン工科大の創立は、1920年。90年を超す歴史があり、同国の建国の父といわれるスカルノ初代大統領(故人)は1926年に同大学を卒業している。
現在は、同国政府から国の工学教育のモデル校として扱われ、最も入学が難しい難関大学となっており、約2万人の学生が在籍し、そのうち約5,000人が大学院生で、1,200人の教員が教育に当たっている。
日本との交流も多く、東京大学など主要大学が交換留学生制度や研究交流を実施している。
物材機構でも現在10人近くのインドネシア人大学院生・ポストドクターが研究に取り組んでいるおり、その多くがバンドン工科大出身者。
今回の協定は、両者の連携を一層強化しようと締結したもので、物材機構がインドネシアと包括協力協定、国際連携大学院協定を結んだのはこれが初めて。