国土交通省の国土技術政策総合研究所は12月15日、維持管理しやすい道路橋の構造や仕様などを同研究所と共同研究する研究機関を公募すると発表した。
道路橋の建設では、維持管理の負担を減らせるよう設計の段階で工夫することが求められている。
今回の共同研究は、それに応えようと行うもので、「道路橋の耐久性の信頼性向上のための構造細目や仕様に関する研究」という。国が管理する道路橋で実施されている定期点検のデータ分析などを行って維持管理が容易かつ確実な構造になるよう、あらかじめ対策を講じておく必要がある部位を特定できるようにするのが目的。
応募できるのは、一般社団法人で、共同研究の期間は平成27年4月から同29年3月31日まで。
募集の締め切りは、1月29日。2月上旬につくば市(茨城)の国総研でヒアリングを行って参加機関を決めるとしている。手続きに関する問い合わせは、国総研企画部企画課(TEL029-864-2214)、研究内容については、道路構造物研究部橋梁研究室(029-864-4919)へ。