「補強土壁の維持管理手法の開発」を共同で行う企業を公募
:土木研究所

 (独)土木研究所は12月9日、「補強土壁の維持管理手法の開発」を同研究所と共同で行う企業を公募すると発表した。
 補強土壁は、盛土(もりど)中に鋼鉄などで作った補強材を入れ、垂直かそれに近い壁面にした土留め構造物のこと。1980年代から道路改良工事に使われはじめ、以来、壁高5m以上を中心に国内各地で採用され、2011年の東北地方太平洋沖地震では地震はもちろん津波に対しても高い性能を示した。
 しかし、保有性能の評価や、補修・補強などの維持管理手法については、世界的に検討が不十分な状況にある。
 共同研究は、平成25年度から同27年度までかけ、①補強土壁の変形挙動の把握、②簡便な方法で補強土壁の異常を早期に検知する「点検」手法の検討、③補強土壁の壁面形状を簡単に計測する技術の検討、④補強土壁内部の変化を直接確認する「診断」手法の検討、などを行うというもの。
 募集の締め切りは、平成26年1月14日午後5時。
 問い合わせは、同研究所企画部研究企画課(TEL 029-879-6751)へ。

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