(独)物質・材料研究機構は12月12日、マレーシア工科大学とナノ粒子研究でMoU(了解覚書)を締結したと発表した。
覚書を結んだのは、同機構の先進高温材料ユニット、環境再生材料ユニットの両部門と同工科大の機械工学科。
ナノ粒子は、直径がナノメートル(ナノは10億分の1)オーダーの超微細粒子のこと。今回の覚書は、「ナノ粒子の創製とその環境材としての応用」について結ばれたもので、両機関が協力して新たな合金製のナノ粒子を作り、それを触媒や環境分野などに利用する共同研究を実施していく予定。
マレーシア工科大は、マレーシア南部のジョホールバルと首都のクアラルンプールの2カ所にキャンパスを持ち、マレーシアでもトップクラスの大学として知られ、材料分野の研究に力を入れており、この12月初めには同大学主催による材料の国際会議を開催している。
物材機構は、「このMoUを契機として、多数の共同研究が立ち上がり、さらなる連携へと発展していくことを期待している」といっている。
No.2013-49
2013年12月9日~2013年12月15日