耐熱超合金の開発で3研究員が「山崎貞一賞」を受賞
:物質・材料研究機構

 (独)物質・材料研究機構は12月3日、同機構環境エネルギー材料部門の原田広史特命研究員、川岸京子主任研究員、横川忠晴・元主幹研究員が「第13回 山崎貞一賞」を受賞したと発表した。
 同賞は、(一財)材料科学技術振興財団が「材料」、「半導体および半導体装置」、「計測評価」、「バイオサイエンス・バイオテクノロジー」の4領域で実用化につながる優れた創造的業績を挙げた研究者に毎年授与している賞。
 原田さんら3氏は、耐熱性で世界記録を誇るニッケルを主成分とする超合金を開発、高温に耐えるタービンの製造を可能にした。この耐熱超合金は、高温タービン材料としてジェット機やガスタービンなどに使われ、これまでより燃料を高温で燃焼させることでCO2(二酸化炭素)の排出量削減を達成しており、その功績が評価され受賞した。

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