国環研・東京医科歯科大が発達障害の研究でシンポジウム

 (独)国立環境研究所と東京医科歯科大学難治疾患研究所は11月27日午後1時から、東京・湯島(文京区)の東京医科歯科大鈴木章夫記念講堂で一般公開シンポジウム「発達障害研究の最前線」を開催する。近年、コミュニケーションや認知に障害をきたす発達障害をもつ小児の割合が増加している。このシンポジウムでは、発達障害の発症原因の解明や治療を目指して研究している5人の研究者が最先端の研究成果をわかりやすく解説する。主なプログラムは、▽自閉症スペクトラム障害の脳画像解析から治療開発へ(東京大学医学部附属病院・山末英典准教授▽発達を支える子どものリハビリテーション-エコチル調査に期待すること((独)国立成育医療センター・橋本圭司リハビリテーション科医長・発達評価センター長)▽モデルを用いた発達障害研究-脳プロにおける発達障害研究(東京医科歯科大学難治疾患研究所・田中光一教授▽自閉症スペクトラムのゲノム解析(名古屋大学大学院医学系研究科・アレクシッチ・ブランコ准教授▽東北メディカル・メガバンクにおける発達障害研究(東北大学災害科学国際研究所・栗山 進一教授)、などの研究成果が発表される。入場は無料。事前申し込みは不要。問い合わせは、国環研環境健康研究センター(TEL029-850-2237)または東京医科歯科大広報課(TEL03 -5803-5833)へ。