研修生3人が快挙、全国手もみ製茶競技大会で1位に
:農業・食品産業技術総合研究機構

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は12月19日、同機構の野菜茶業研究所で技術研修を受けている農業技術研修生3人が静岡市で行なわれた「第16回全国手もみ製茶技術競技大会」で「最優秀賞」(1位)を受賞したと発表した。
 手もみ製茶法は、蒸したお茶の葉の水分を人の手でもんで飛ばし乾燥させる伝統的な日本茶の製法。
 全国手もみ製茶技術競技大会は、手もみ製茶法の奨励と後継者育成のため「全国手もみ茶振興会」が毎年行なっている権威ある技術競技会で、各都道府県から選抜された熟練者だけが出場できる。
 野菜茶業研は、全国手もみ茶品評会の運営などに協力していることから特別に同競技大会への参加が認められていて、第1回から研修生を競技に出場させている。
 今回は、研修生の中から1チーム3人の6人が選ばれ出場したが、並み居る手もみ製茶の熟練者達をおさえてほとんど手もみ経験のない研修生3人が優勝をさらってしまったわけで、農研機構は「1年や2年で簡単に習得できる技術ではなく、中位でも十分に優秀な成績といえる中で、教師や師範をおさえての1位受賞は快挙」と激賞している。

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