高エネルギー加速器研究機構は12月21日、文部科学省科学技術政策研究所が選んだ2012年の「ナイスステップな研究者」のうちの1組に、欧州合同原子核研究機関(CERN)の大型ハドロンコライダー(LHC)実験に参加しているATLAS(アトラス)日本グループが選ばれたと発表した。
同グループがヒッグス粒子と思われる素粒子の発見に貢献したことによるもの。
同グループの共同代表のひとり、高エネ研の徳宿克夫教授は、「今回の受賞は、アトラス日本グループがもらったもので、実験に携わってきた全員が受賞したもの」といっている。
アトラス実験は、世界の176の研究機関から2980人が参加して行う実験。日本からは16の大学・機関の研究者ら約110人が参加している。
No.2012-51
2012年12月17日~2012年12月23日