高エネルギー加速器研究機構は12月19日、「日米科学技術協力事業」として行う高エネルギー物理分野の研究課題を公募すると発表した。
日米科学技術協力事業は、政府間協定に基づき1979年からスタートしている日米共同研究で、応募のあった研究課題を日本国内の審査と日米の合同審査に図って実施テーマを決めている。
高エネルギー物理の分野では、平成24年度同事業で「陽子・反陽子衝突による重い粒子の検出」など17の研究課題が日米共同研究として実施されており、今回の募集は同分野の平成25年度新規研究課題。
募集するのは、「日米の研究機関間の協力により実施されることが必要かつ効果的な内容をもつ研究課題」(同機構)で、[1]素粒子・原子核物理実験、[2]加速器の将来技術の開発、[3]素粒子・原子核物理実験用測定器の開発、の3分野が対象。
応募できるのは、国・公・私立大学とその関連研究機関の研究者で、米国内の大学・研究機関との共同研究が条件。
研究課題提出の締め切りは、平成25年2月8日。
研究内容についての問い合わせは、同機構素粒子原子核研究所(TEL029-864-5414)へ。提出書類などについては、国際企画課(TEL029-864-5132)へ。
No.2012-51
2012年12月17日~2012年12 月23 日