理研バイオリソースセンターが国際シンポジウム

 (独)理化学研究所バイオリソースセンターは、IMPC(国際マウス表現型解析コンソーシアム)と共催で9月28日午前10時~午後5時、港区(東京)のWTCコンファレンスセンターで「IMPC国際シンポジウムin Tokyo」を開催する。IMPCは、日米英仏カナダなどの各国の研究機関で構成されている国際マウス表現型解析コンソーシアム。生命科学研究に欠かせない実験動物であるマウスに関し、マウスの全遺伝子の1つずつを欠いたノックアウトマウスの表現型(遺伝子やゲノムの違いなどにより現れる形質)を世界共通基準で解析し、そのデータとマウスを研究者に提供することを目的としている。これらのマウスを使った研究を進めることで、遺伝子機能の解明や創薬開発などが期待できる。シンポジウムでは、▽IMPCの概要▽IMPCへのアカデミズムからの期待▽IMPCの創薬への期待▽国際マウスリソースとES細胞の配布▽パネルディスカッション―の5つのセッションで講演、討論などが行われ、プロジェクトについての概説や国内の研究体制の報告、研究成果の産業界への波及方法やリソースの利用方法などを議論して行く。シンポジウムは英語で行われ、入場は無料。定員は200人。参加は事前登録が必要で、希望者は、申し込みフォーム(URL:http://impc.brc.riken.jp/ja/sympo_5.html)から。問い合わせは、理研バイオリソースセンターIMPC国際シンポジウム事務局(TEL029-836-9013)へ。