研究室を公開する「オープンラボ」10月に開催
:産業技術総合研究所

 (独)産業技術総合研究所は8月10日、つくば市(茨城)にある同研究所つくばセンターの研究室を公開し、同研究所の全国の研究拠点から集めた研究テーマをパネル展示などで紹介する「産総研オープンラボ」を10月25、26の両日開催すると発表した。
 産総研のこれまでの研究成果や実験装置などの研究リソースを企業経営層や研究者、技術者、大学や公的機関の関係者に広く知ってもらい、ニーズとシーズのマッチングを図るなど産学官のさらなる連携を進めるのが狙い。会場では、産総研の産学官の連携の仕組みや知的財産の扱いなどの説明や、個別の連携相談などにも応じるという。
 一昨年、昨年に続く3回目の開催になる今回は、7つの会場を使って同研究所の各地の研究拠点が取り組んでいる研究の中から約420の研究テーマをパネルで展示、研究者自らがパネルを紹介しながら研究の内容を説明する。また、つくばセンターの研究室のうち約100の研究室(ラボ)を公開、装置や設備を紹介、説明する。
 また、両日ともそれぞれ4つの会場で講演会を開催するほか、産総研の研究について研究者と参加者が懇談形式で交流するアフタヌーンカフェ・イブニングカフェなど盛りだくさんのイベントが用意されている。入場は無料。来場者登録が必要で、ラボ見学やアフタヌーン・イブンニングカフェ、一部講演会では参加するのに事前予約が必要。登録や事前予約は、9月10日から「産総研オープンラボ」のサイト(URL:http://www.aist-openlab.jp/)で受付を開始する。