生物研が第8回公開シンポジウム「カイコ産業の未来」を開催

 (国)農業生物資源研究所(生物研)は平成28年1月29日午後1時~同4時50分、前橋市(群馬)大手町の群馬県庁2階ビジターセンターで第8回公開シンポジウム「カイコ産業の未来―高機能シルクの実用生産に向けて―」を開催する。シンポジウムは、遺伝子組換えカイコについての技術開発の現状と実用化に向けた取組みを紹介するとともに、今後の展望などを議論し、実用化への加速を目指す。プログラムは、基調講演「バイオテクノロジーが切り拓く未来の農林水産業」(農林水産省農林水産技術会議事務局・鈴木富男室長)に続き、▽「組換えカイコによる高機能シルクの開発と今後の展開」(生物研)▽「クモ糸シルクの開発と利用展開」(同)▽「群馬県における組換えカイコの飼育体制構築と農家飼育に向けて」(群馬県蚕糸技術センター)▽「浜ちりめんと組換えシルクの融合:試作品の作製と今後の展開」(浜縮緬工業協同組合)▽「高機能シルクを用いた製品開発と事業化について」((株)細尾)▽「組換えカイコによる化粧品素材の開発と生産・販売に向けた取組」((株)免疫生物研究所)―などの発表が行われる。参加は無料。申し込みは、申込用紙(http://www.nias.affrc.go.jp/sympo/kaikosangyo2016/から)に記載しEメールあるいはFAX(生物研遺伝子組換え研究推進室:029-838-8465)で。先着順。締め切りは1月22日。問い合わせは、同研究所カイコシンポジウム事務局(TEL029-838-7431)へ。