相互協力強化で連携協定を締結
:防災科学技術研究所/土木研究所(2015年12月17日発表)

 (国)防災科学技術研究所と(国)土木研究所は12月17日、相互の協力強化を図るため連携協定を締結したと発表した。

 防災科研がレジリエント(強靭)な国造りのため新たに設けた「レジリエント防災・減災研究推進センター」と、土木研のユネスコへの協力組織「水災害・リスクマネジメント国際センター(ICHARM=アイ・チャーム)」の連携協力を強化するのが目的。

 防災科研の新センターは、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の「レジリエントな防災・減災機能の強化」(SIP防災)に対応しようと昨年の10月に設置された。

 一方、土研のICHARMは、ユネスコへの協力機関「ユネスコカテゴリー2センター」としてユネスコの後援を受けて平成18年に設けられた組織。水関連災害リスクマネジメント分野の国際協力で豊富な実績を持ち、海外から水関連災害の研修生を受け入れて防災実務者の育成に力を入れている。

 今回の協定は、内閣府のSIP防災が将来的な海外展開も視野に入れた取り組みを重要視していることなどから、協力関係を強化してノウハウ、技術、ネットワークなどを相互により効率的に活用できるようにするとともに、共同研究、提携事業などを推進しようと締結した。

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