(国)国立環境研究所は10月7日、同研究所環境健康研究センターの柳澤利枝主任研究員が日本免疫毒性学会の「第5回日本免疫毒性学会奨励賞」を受賞したと発表した。
受賞対象となったのは、環境汚染化学物質がアレルギー疾患や生活習慣病に及ぼす影響評価に関する一連の研究。近年のアレルギー疾患や生活習慣病の増加に対し、環境汚染化学物質が及ぼす影響を研究し、特に胎児期から小児期を対象にしたアレルギー疾患などに、環境中のある種の化学物質によって疾患が亢進する可能性を示したことが評価された。
柳澤さんは、「今回の受賞を励みとし、今後も小児や成人後の健康維持に貢献し得る成果を発信できるよう精進していきたい」と話している。