2研究者が「小柴賞」と「諏訪賞」を受賞
:高エネルギー加速器研究機構(2015年2月27日発表)

 高エネルギー加速器研究機構は2月27日、同機構の西口創(にしぐち・はじめ)助教が「小柴賞」、河田洋教授が「諏訪賞」をそれぞれ受賞したと発表した。

 「小柴賞」は、ノーベル物理学賞を2002年に受賞した小柴昌俊・東大名誉教授の業績を記念し素粒子研究のための粒子検出装置の開発で優れた業績を挙げた50歳以下の研究者・技術者に、また「諏訪賞」は、諏訪繁樹・筑波大学元教授の業績を記念し高エネルギー加速器に関する実験装置の研究で優れた成果を挙げた研究者・技術者に、それぞれ公益財団法人 高エネルギー加速器科学研究奨励会から贈られている賞。

 西口氏の受賞は、「ミューオン稀崩壊実験のための極低物質量ワイヤー飛跡検出器の開発」で、河田氏の受賞は、加速器建設チームを代表しての受賞。「エネルギー回収型リニアック(ERL)の基幹技術確立をめざした試験加速器の建設とビーム加速による性能の実証実験」で、小型試験装置を建設し性能試験を行ったことにより、「ERL研究開発を実現に向け大きな一歩を踏み出させた」ことが評価された。

詳しくはこちら