(独)建築研究所は9月30日、開発途上国12カ国から23人の若い研究者、技術者を招いて10月3日から1年間の「国際地震工学研修」を実施すると発表した。
この研修は、国際協力機構(JICA)、政策研究大学院大学などの協力を得て毎年行っているもので、同研究所によるとこれまでに受け入れた研修生はこれで81カ国、1,121人になったという。
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、世界中の研究者、技術者に大きな衝撃を与えた。今回の研修生は、11月に東日本大震災の被災地を訪れ、発生した地震の激しさや被害の凄さを見聞するとともに、来年4月には復興がほぼ完了した阪神・淡路大震災の地を訪問していかにすれば大災害から復興できるかを学ぶ。