建機のコマツと連携・協力協定を締結
:産業技術総合研究所(2014年10月1日発表)

 (独)産業技術総合研究所は10月1日、建設機械大手のコマツと連携・協力協定を締結したと発表した。

 産総研とコマツはこの協定に基づき、まず人材交流を行い、建設・鉱山機械分野や情報通信技術分野で連携可能な研究テーマを探索、コマツのニーズと産総研の技術ポテンシャルが合致した場合には共同研究に進むとしている。

 産総研は、原子炉建屋向けの高所調査用ロボットや、高齢者を乗せて移動する搭乗型ロボットなど多様なロボットについての技術蓄積と研究開発ポテンシャルを持っている。

 また、今年の6月に閣議決定された「科学技術イノベーション総合戦略」に沿って革新的技術シーズを事業化に結び付ける“橋渡し”機能の強化にも力を入れている。

 一方、コマツは、他社に先駆け建設・鉱山機械への情報通信技術の導入に取り組み、世界初の無人ダンプトラック運行システムの実用化を実現するなどの成果を挙げてきた。

 産総研は、「それぞれの強みを融合させ、建設・鉱山機械分野での新たな日本発イノベーションの創出を目指す」としており、10月1日付けで研究者1人がコマツに出向、共同研究の具体的なテーマ探索に入っている。

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