(独)農業・食品産業技術総合研究機構の野菜茶業研究所、同食品総合研究所は3月25日、ホシザキ電機(株)と共同でお茶の葉に含まれるカテキンなどを短時間のうちに効率良く抽出する給茶機を開発したと発表した。
お茶の葉には、カテキン類など健康機能性成分と呼ばれる各種の有用物質が含まれている。
新開発の給茶機は、ポリフェノールの一種「メチル化カテキン」、免疫活性化作用がある「エピガロカテキン(EGC)」、アミノ酸の一種「テアニン」などを20~30秒という短時間で効率良く抽出できるのが特徴で、ホシザキ電機が今年の春から「リッチプラス」の名で事業所など向けに製造販売を開始するとしている。
新給茶機は、ボタン操作で3種類のお茶の品種の中から1品種を選ぶ方式の給茶機で、目的とする健康機能性成分を最適な茶葉量、温度、時間で効率的に抽出できるという。
No.2014-12
2014年3月24日~2014年3月30日