国土交通省の国土地理院は3月26日、全国の主な山1,003山の高さを記載する「日本の山岳標高一覧 1003山」の内の87の山の標高を4月1日付けで改定すると発表した。
これは、人工衛星を使うGNSS(全地球測位システム)測量などによる調査結果にもとづいて行う改定で、1,003山の内48山の標高がこれまでより1m高くなり、39山が逆に1m低くなった。
1m高くなった48山の中には、これまで全国4番目の高さだった山梨県と静岡県にまたがる間ノ岳(あいのだけ)が入っており、今回の改定で3,190mとなって、そのランクが1つ上がり奥穂高岳(長野県、岐阜県)と並ぶ3位タイになった。
北海道の羅臼岳(改定前:1,660m)、長野県の蓼科山(同:2,530m)、静岡県の天城山(1,405m)、宮崎県の霧島山(同:1,573m)などもそれぞれ1m高くなった。
一方、1m低くなった39山には、神奈川県と静岡県にまたがる、あの“天下の険”箱根山(同:1,213m)や、福島県の安達太良山(同:1,710m)、新潟県の黒姫山(同:1,222m)、京都府の大江山(同:833m)といった山々が入っている。
No.2014-12
2014年3月24日~2014年3月30日