国土交通省の国土地理院は3月19日、日本各地の地図を3次元(3D)で見ることができるウェブサイトを同日から公開すると発表した。
このサイトは、「地理院地図3D」といい、URLはhttp://geolib.gsi.go.jp/gsimaps3d/index.html。
国土地理院は、2万5千分の1地形図などとともに、ウェブでペーパーレスの電子地図「地理院地図」を公開している。その「地理院地図」に標高データを加えて立体化したのが「地理院地図3D」で、指定した地域の地形を立体的に見ることができる。3Dプリンターに入力すればその地域の立体模型も作れる。
上に記したサイトにアクセスし、クリック操作によって、さまざまな方向からの立体地形が見られ、例えば富士山の姿を360度全方位から見るといったこともできる。
地形を紙の上に等高線で記した地図を理解するには、一定の判断力が必要だが、この3D地図を見ればその地域の地形がどうなっているかを誰でも直観的に理解することができる。
これを学校教育で使えば、扇状地やリアス式海岸といった地形がどんな姿をしているかをよりリアリティーを伴って学んでもらえると同院はみている。
No.2014-11
2014年3月17日~2014年3月23日