(独)土木研究所は2月14日、道路橋の基礎部分の性能検証法の開発を同研究所と共同で行う企業を募集すると発表した。
この共同研究は、「フーチングを有しない多柱式ラーメン構造の性能検証法に関する研究」といい、平成26年度と同27年度の2年間かけて行う。
フーチングは、地中に埋まっている「逆T字状」の形をした建造物の基礎部のこと。
「ベース」とも呼ばれ、建造物の荷重を分散させる働きをし、道路橋は下部構造をフ-チングにしているのが一般的。
しかし、山岳地で施工上の制約が大きい場合などは、フーチングがない多柱式の橋脚と、ラーメン構造(柱と梁を接合した構造)の上部からなる「多柱式ラーメン構造」を採用した道路橋が作られている。
今回の共同研究は、そうした下部構造をフーチングにしていない多柱式ラーメン構造の道路橋を対象にした性能検証法を開発し提案することを目指しているもので、3社程度の企業の参加を得て実施したいとしている。
公募の受付期間は、3月14日午後5時まで。
問い合わせは、同研究所企画部研究企画課(TEL029-879-6751)へ。
No.2014-6
2014年2月10日~2014年2月16日