小型汎用コンバイン用の新選別・精選装置を共同開発
:農業・食品産業技術総合研究機構/三菱農機

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は2月12日、三菱農機(株)と共同で小型汎用コンバイン用の新選別・精選装置を開発したと発表した。
 コンバインは、刈取り、脱穀などの収穫作業を自走しながら自動的に行う農業機械で、自脱型と呼ばれる稲作専用と、麦やトウモロコシなどにも使える汎用型の2タイプがある。
 新装置は、農研機構と三菱農機が山間地や小規模農地用に共同開発した小型汎用コンバインの選別・精選装置として開発したもので、水稲、麦、大豆に加え、ソバとナタネで高い収穫性能を発揮する。
 特にソバ、ナタネの収穫に適し、収穫時の穀粒の損失を低減できるのが特徴で、農研機構はこの新装置を装着して「小型汎用コンバインを水稲、大豆、ソバ、ナタネ、雑穀など多様な作物に利用することで、新たな収穫作業システムを構築でき、収穫コストの削減が期待できる」といっている。

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小型汎用コンバインの脱穀部と選別部(標準仕様)(提供:農業・食品産業技術総合研究機構)