(独)産業技術総合研究所は2月12日、同研究所情報技術研究部門の後藤真孝首席研究員が「計算機による音楽・音声の自動理解とそのインターフェース応用に関する先駆的研究」で日本学士院の「第10回日本学士院学術奨励賞」と(独)日本学術振興会の「第10回日本学術振興会賞」をダブル受賞したと発表した。
人間が音楽を聴くときに無意識に行う処理をコンピューターで工学的に計算できるようにしようというのが音楽・音声の自動理解。後藤研究員は、複数の楽器で演奏されている音楽の中からその構成要素をコンピューターで推定する研究に取り組み、メロディー、ビート(拍)、サビなどの主要な要素の推定に世界で初めて成功、それが評価されて受賞した。
No.2014-6
2014年2月10日~2014年2月16日