来年度の「遺伝子組換え作物」栽培予定を発表
:農業生物資源研究所

 (独)農業生物資源研究所は1月24日、同研究所が平成25年度に行う「遺伝子組換え作物」の栽培予定を発表した。
 遺伝子組換え作物を栽培するには、国の「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(カルタヘナ法)の順守が義務付けられている。
 そのカルタヘナ法では、遺伝子組換え作物の栽培を環境中への拡散を防止せずに行うことができる「第1種使用等」と、事前の承認を受け環境中への拡散を防いで行う「第2種使用等」を定めており、今回同研究所が発表したのは「第1種使用等」の来年度の栽培計画。
 それによると、栽培する場所は、つくば市(茨城)の観音台にある同研究所の隔離圃場(ほじょう)と一般圃場。まず4月下旬から隔離圃場を使って「スギ花粉ペプチド含有イネ」の栽培を実施。
 続いて5月から一般圃場で「害虫抵抗性及び除草剤耐性トウモロコシ」、隔離圃場で「スギ花粉症治療イネ」と「複合病害抵抗性イネ」、6月上旬から一般圃場で「除草剤耐性ダイズ」の栽培をそれぞれ実施する。

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