国土交通省の国土地理院は9月30日、東北地方の16の山の高さ(標高)を10月1日付けで変更すると発表した。
これは、東北地方6県の三角点約16,000点の標高を10月1日から改定するのに伴い変更するもの。
東北地方の三角点の標高は、1912年(大正元年)までに行われた三角測量で決められ、その後、各種測量の基準として現在まで使われてきた。今回の改訂は、東北地方の太平洋側で太平洋プレートの沈み込みによる沈降が観測されているなどから実施するもので、八甲田山など9つの山の標高が1m高くなる一方、7つの山が反対に1m低くなった。
標高が変更になった16山は次の通り。
標高が1m高くなった9山:▽八甲田山大岳(新標高1585m)、▽櫛ケ峯(同1517m)、▽八幡平(同1614m)、▽大深岳(同1542m)、▽以東岳(同1772m)、▽朝日岳(同1871m)、▽飯森山(同1596m)、▽小野岳(同1384m)、▽安達太良山鉄山(同1710m)
標高が1m低くなった7山:▽釜臥山(同878m)、▽階上(はしかみ)岳(同739m)、▽遠島山(同1262m)、▽峠ノ神山(同1229m)、▽物見山(同870m)、▽氷上(ひかみ)山(同874m)、▽黒森(同944m)
No.2010-38
2010年9月27日~2010年10月3日