(国)産業技術総合研究所は2月3日、日本発のコーティング技術の実用化促進を目指し、(一社)日本ファインセラミックス協会と「先進コーティングアライアンス」設立に向けて相互協定を締結したと発表した。
コーティング技術に関しては、産総研が開発した「AD(エアロゾル・デポジッション)法=吹き付けるだけで堅牢なセラミックス膜を形成」や、「光MOD(光有機金属分解)法=大気中、低温でエピタキシャルやフレキシブルなセラミックス膜を作製」など、日本発の技術がある。
こうした省エネ・省資源、高機能・低コスト化を実現した新規コーティング技術を基軸に、川上産業から川下まで幅広い企業などを組織化しコーティング市場の発展を図る。海外のコーティングセンター、研究機関などと連携を図り、グローバルな情報収集、情報発信のできる国内最大のコーティング拠点を目指す。