(独)国立科学博物館筑波実験植物園は10月17日~25日、企画展「生き物のきずな展~つながる植物・動物・菌類~」を開催する。国立科学博物館では、生物の相互関係に注目してこれまで5年間にわたり、総合研究「生物の相互関係が創る生物多様性の解明」の研究をすすめてきた。この企画展は、その研究成果として生きものどうしの絆のありさまや意義を紹介する。研究発表展示では、▽菌類がつなぐ動物・植物▽チョウやガとその食べ物との関係▽寄生植物はホストを選ぶ?▽水草が世界中を移動する▽きのこが育む生態系、ほか多彩な生物の不思議や生態が展示される。また、日本各地で採取された野生の生きのこ300点以上を紹介、栽培きのこも栽培状況が分かる形で展示。撮影したり触れたり、匂いをかいだりしてきのこを体感できる。このほか、期間中の土曜・日曜日に研究者たちによるミニ講演や、研究者による園内のきこの案内などさまざまなイベントが用意されている。開園時間は午前9時~午後4時30分。期間中休園なし。入園料は一般310円(高校生以下・65以上無料)。問い合わせは、同植物園(TEL 029-851-5159(代))。
No.2015-39
2015年9月28日~2015年10月4日