(国)物質・材料研究機構は9月28日、台湾の国立成功大学と包括協力協定を締結した、と発表した。
同大学は、国立台湾大学とともに、政府から国際化を目標とする重点大学に指定されており、台湾における工学・科学分野のリーダー。1931年創立の台南高等工業学校が前身。1071年に大学となり、学生数は約2万2000人、このうち1万人は大学院生で、約1400人の教職員が指導している。
産業界とも密に連携した基礎的研究推進の方針を採択している点が大きな特徴で、近年は医療・生物学の分野でも高い評価を受けている。
物材機構と同大学の研究協力は、これまでも個人レベルでは行われていたが、同機構では、協定締結により「一層の連携強化と人的交流の促進が期待される」としている。