オープンスペース活用へ防災公園の計画・設計ガイドライン改訂
:国土技術政策総合研究所(2015年9月30日発表)

 国土交通省の国土技術政策総合研究所は9月30日、「防災公園の計画・設計ガイドライン」を改訂したと発表した。オープンスペースの活用が狙い。

 防災公園は、災害発生時に避難や地域救済のための拠点となる公園のことで、阪神・淡路大震災後の平成11年に国交省が発表した「防災公園の計画・設計ガイドライン」をもとに整備が進められてきた。

 今回の改訂は、その後の東日本大震災などで判明した公園の新たな役割や課題などを踏まえて行われた。

 改訂は、同研究所と国交省都市局が担当し、①津波浸水深さ以上の高さに安全な避難地を確保する公園配置の考え方②帰宅支援場所となる防災公園の配置や施設内容の考え方、を新たに追加した。津波からの避難や帰宅困難者の支援などにオープンスペースを活用することにした。

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