木村教授が日本鉄鋼協会の「澤村論文賞」を受賞
:高エネルギー加速器研究機構(2015年4月9日発表)

 高エネルギー加速器研究機構は4月9日、同機構の物質構造科学研究所の木村正雄教授が、新日鉄住金(株)の村尾玲子氏とともに日本鉄鋼協会の「澤村論文賞」を受賞したと発表した。

 この賞は、鉄鋼に関する学術上、技術上最も有益な論文に対し贈られている。

 鉄鋼材料の焼結鉱は、鉄鉱石粒子とさまざまな酸化物で構成され、その組成が鉄鋼の品質に大きく影響する。木村・村尾の両氏は、鉄鋼材料を製造する重要な液相焼結と呼ばれるプロセスの研究を行い、高温(1500℃以下)での酸化物融体から複雑な酸化物相が析出していく反応過程を放射光とレーザーを使った観察法で明らかにした。

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