畜産草地研が「水田・里山放牧推進協議会情報交換会」

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の畜産草地研究所は10月31日、那須塩原市(栃木県)千本松の同研究所那須研究拠点で、「平成25年度 水田・里山放牧推進協議会設立10周年記念情報交換会」を開催する。時間は、午後1時10分~同4時30分。水田・里山放牧の技術開発・普及推進を図るために設立された水田・里山放牧推進協議会は今年10周年を迎える。この間、水田放牧の面積や放牧頭数は増加してきた。しかし、高齢化 などによる耕作放棄地の増大に歯止めがかかっていないのが現状。こうした放棄地を飼料生産の場として活用することに期待が寄せられている。この情報交換会では、「放牧活用型畜産の普及にむけて」をテーマに、最新の関連技術の紹介や、各地での取り組みの事例など情報交換が行われる。
 主なプログラムは、基調講演「放牧を活用した農村再生の道」に続き、「放牧普及をめぐる情勢報告」、「最近の放牧研究」などの話題提供、さらに「水田地帯での放牧酪農経営」、「遊休地を活用した肉用牛繁殖経営への新規参入」など茨城や栃木での事例報告が行われる。参加申し込みは、10月11日までに申込書(http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2013/09/048460.htmlから)に記入の上、FAX(0287-37-7132)か、Eメールで。問い合わせは、同研究所草地管理研究領域長(TEL0287-37-7808)へ。