野生動物の種の保存研究で横浜市環境創造局と協定を締結
:国立環境研究所

 (独)国立環境研究所は6月17日、希少動物の保全に取り組んでいる横浜市環境創造局と野生動物の種の保存研究で連携・協力協定を締結したと発表した。
 同研究所は、絶滅危惧野生動物種を将来に残すための活動の一環として、つくば市(茨城)の同研究所「環境試料タイムカプセル棟」で2004年から絶滅危惧野生動物種の細胞や組織の冷凍保存を行なっている。
 今回の協定は、保存している遺伝資源を希少鳥類の保全に活用するための研究を共同で推進しようと結んだもの。
 具体的には、共同で(1)ゲノム(全遺伝情報)解析などを行い、絶滅危惧種の適切な保全計画の立案などに役立てる(2)絶滅危惧種の遺伝資源を長期冷凍保存する技術の確立と活用を図る、としている。
 協定の期間は、平成28年3月31日まで。

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