道路トンネルの「うき・はく離」を検知する新技術を公募
:国土交通省/国土技術政策総合研究所

  国土交通省と国土技術政策総合研究所は6月21日、道路トンネルの内面を覆っているコンクリートの「うき・はく離」を検知する新技術を公募すると発表した。
 道路トンネルでは、2年か5年に1回、定期点検が行われている。特に「覆工(ふっこう)コンクリート」と呼ばれる壁面のうき・はく離は、落下すると事故につながるため、確実に発見する必要がある。
 現在、その発見は、目視と打音検査で行なわれているが、共に壁面に近接して行なう作業になることから、高所作業車が必要で交通規制を伴い、点検に時間を要する、などの問題を抱えている。
 今回の公募は、より効率的・効果的な新点検方法を求めるもので、同省は①1万㎡当たりの検査日数が1.35日以下の検査速度を有すること②交通規制を今の目視・打音と同等かそれより軽減できること③費用(直接費)が1万㎡当たり24万5千円を大きく上回らないこと、などを公募の条件としている。
 公募の要領などは、同省のホームページに。アドレスは
http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000364.html
 募集の締め切りは、7月18日。
 問い合わせは、つくば市(茨城)の国土技術政策総合研究所 道路構造物管理研究室(TEL029-864-4919)へ。

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