森林総研が公開シンポジウム

 (独)森林総合研究所は7月18日午後1時から、東京・新木場(江東区)の木材会館で公開シンポジウム「私たちのくらしと森林・木材の放射能―森林総研が解き明かすその実態と今後―」を開催する。東京電力福島第一原子力発電所の事故による木材やきのこなどの生産物、森林の生態系などへの放射性セシウムの影響などについて最新の研究成果をわかりやすく報告する。主なプログラムは、▽森林や木材における放射性物質研究の概要▽森林の放射性セシウム蓄積と分布の変化を探る▽森林にすむ生物内の放射性物質▽木材中の放射性セシウムの動きを追う▽栽培きのこの放射性セシウム吸収を抑制するために▽スギ花粉による放射性セシウムの拡散の可能性、などの講演が行われる、また、名古屋大学や(独)放射線医学総合研究所、福島県木材協同組合連合会、林野庁など大学や研究所の研究者や行政、業界関係者らが出席してパネルディスカッションが行われる。入場は無料。定員300人。申し込みは、専用フォームから。または、電話かFAXで、同研究所研究情報科広報係(TEL029-829-8134、FAX029-873-0844)へ。先着順。問い合わせは、同係へ。