(独)農業生物資源研究所は9月12日、(独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センターとの共催で「NIASシンポジウム ポストゲノム時代の害虫防除研究のあり方―殺虫剤抵抗性問題の最前線」を11月15日午前10時から東京・秋葉原の秋葉原コンベンションホールAで開催することになったと発表した。
現在、農業生産現場で問題となっている殺虫剤抵抗性と害虫管理に焦点をあてて、現状の把握とメカニズム、ゲノム研究などの基礎からモニタリング、管理方法といった応用まで、研究者たちが関連情報の提供・討論を行うことにしている。また、今後の効率的で効果的な害虫管理に向け、総合討論を行い、意見交換を進める。
定員は、150人。事前登録制で、参加費は無料。参加の申し込みは、氏名・所属・役職・連絡先住所・電話番号・メールアドレスなどを記入の上、Eメールで同研究所昆虫成長制御研究ユニット(insectgenome@nias.affrc.go.jp)に送付。締め切りは、11月5日。問い合わせは、同ユニット(TEL029-838-6079)へ。
プログラム(仮題)は、▽殺虫剤抵抗性問題の現状(農水省・阿部清文氏)▽殺虫剤抵抗性問題におけるゲノム情報基盤の活用(生物研・上樂明也氏)▽ハダニ類の薬剤抵抗性(京都大・刑部正博氏)▽遺伝子診断による殺虫剤抵抗性害虫のモニタリング(果樹研・土田聡氏)、など9件の発表と総合討論、交流会も開かれる。
No.2012-37
2012年9月10日~2012年9月16日