山本上席研究員が「2012年度日本草地学会賞」を受賞
:畜産草地研究所

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の畜産草地研究所は9月11日、同研究所草地管理研究領域の山本嘉人上席研究員が「2012年度日本草地学会賞」を受賞したと発表した。
 受賞は、同氏の「草地植生遷移解明に基づく多様な放牧地の高度利用に関する研究」が評価されたもの。
 近年、農村地域では高齢化と過疎化により耕作放棄地の拡大が続いている。そこで、休耕田を放牧地として草地化し、肉用の繁殖牛などを放牧する「水田放牧」が注目され、野草地化した耕作放棄地を含め我が国に分布する優良草類を粗飼料資源として見直そうという気運が出てきている。
 受賞した研究は、草地の利用に伴う植生の変化を明らかにし、耕作放棄地も含めた多様な飼料基盤を組み合わせた放牧利用技術を示している。

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