(独)森林総合研究所は9月10日、同研究所の馬替由美(まがえ・ゆみ)きのこ・微生物研究領域チーム長が日本きのこ学会から「2011年度日本きのこ学会賞」を受賞したと発表した。
馬替さんは、エノキタケの発生不全現象の簡易判別法や、シイタケのウイルスの遺伝子診断法を開発したほか、シイタケに奇形を引き起こすウイルスの解明に成功するなど、きのこ栽培の現場が求める課題を次々と解決してきた。
今回の受賞は、そうした研究成果が評価されたもので、同学会は受賞理由として「きのこの基礎科学と、きのこ産業への貢献」を挙げている。
No.2012-37
2012年9月10日~2012年9月16日