国土交通省の国土技術政策総合研究所は6月6日、外部に委託して行う技術研究開発の新規テーマとその委託先を発表した。
同省の「道路政策の質の向上に資する技術研究開発」の今年度分として同省の新道路技術会議(委員長・三木千壽東京都市大学教授)が審査・決定したもので、応募のあった54件の中から10件が選ばれた。
採択された10テーマと研究代表者は、次の通り。
▽ 都市圏交通調査・分析・予測手法の先導的プラットフォームの構築と実装(熊本大・円山琢也氏)
▽ 道路資本の市町村別ストック推計に関する研究開発(筑波大・堤盛人氏)
▽ 道路の旅行時間信頼性の評価と運用に係る研究開発(東京工業大・福田大輔氏)
▽ 「カルバートを含む盛土構造の大型実験および精緻な数値解析による耐震性能検討および景観性優れた連続アーチカルバート盛土の設計規範の構築」についての研究開発(京都大・木村亮氏)
▽ 歩行者の表情・しぐさを利用した空間評価指標についての研究開発(埼玉大・久保田尚氏)
▽ 改良対策立案のための交差点安全性評価シミュレータの研究開発(名古屋大・中村英樹氏)
▽ 津波に強い道路構造物の研究開発(九州工業大・幸左賢二氏)
▽ コンクリート桁橋の多点同時可搬式振動計測による健全性評価法の実用化研究(愛媛大・森伸一郎氏)
▽ 疲労き裂の補修技術に関する研究開発(名古屋大・舘石和雄氏)
▽ 舗装路面の動的たわみ計測装置の開発と健全度評価(東京農業大・竹内康氏)
No.2012-23
2012年6月4日~2012年6月10日