(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月6日、同機構の堀川康技術参与が「国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)」の本委員会議長に選ばれたと発表した。
同委員会は、宇宙開発に対する[1]援助、[2]情報交換、[3]平和利用のための方法、[4]法律問題、などの検討を行い国連総会に提出する常設委員会。1959年に設置された歴史ある委員会で、意思決定を行う本委員会のほか、科学技術小委員会、法律小委員会で構成され、日本人がその本委員会議長になるのは初めて。
堀川氏は、1944年生まれで、工学博士。国際宇宙ステーション(ISS)計画の日本実験棟「きぼう」の開発、同機構理事などを経て2009年から技術参与。
堀川氏の本委員会議長任期は、2012年6月から2年間。COPUOSは現在、宇宙活動を長期的に持続するためのガイドラインなど国際ルールの作成に力を入れており、堀川氏は第55会期と56会期の本委員会議長を務める。
No.2012-23
2012年6月4日~2012年6月10日