和歌山県防災総合訓練で超高速インターネット衛星「きずな」の実用性を検証
:宇宙航空研究開発機構/自治体衛星通信機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月7日、自治体衛星通信機構と共同で和歌山県が9月6日に行った同県の防災総合訓練に参加し、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)による衛星通信が災害時に有効であることを確認したと発表した。
 この防災総合訓練は、和歌山県御坊市の日高川周辺を会場にして行われ、「きずな」の移動式衛星通信用アンテナ(可搬型地上局)を同訓練会場に2台、埼玉県鳩山町のJAXA地球観測センターに1台それぞれ設置し、「きずな」の通信システムの災害現場での実用性の検証実験を行った。
 防災総合訓練では、災害の状況をJAXAの陸域観測技術衛星「だいち」で宇宙から撮影、高精細な観測映像を動画化して鳩山町の地球観測センターから「きずな」経由で訓練会場に伝送し、被災地とその周辺の状況を広域に把握できることを確認した。

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