(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月15日、来年早々に打ち上げる温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)の愛称を、公募の結果「いぶき」に決めたと発表した。
GOSATは、地球温暖化の原因になっている大気中の二酸化炭素(CO2)、メタンを宇宙から観測するため2009年1~2月に種子島(鹿児島)のJAXA種子島宇宙センターから「H-IIA」ロケットで打ち上げられる。
JAXAは、この衛星にふさわしい愛称を去る7月から2カ月間にわたって広く一般から募集、応募総数12,683件の中から「いぶき」を選んだ。
愛称の数は、約3,800点に上り、この内「いぶき」の応募が630点あった。JAXAは、選んだ理由を、応募の中で高い割合を占めたほか、地球の息づかい(いぶき)という衛星の任務を正確に表現している、活気と明るい未来を感じさせる響きがある―ことを挙げている。
No.2008-40
2008年10月13日~2008年10月19日