研究員が「日本自然災害学会学術奨励賞」を受賞
:国立環境研究所(2015年11月9日発表)

 (国)国立環境研究所は11月9日、同研究所資源循環・廃棄物研究センターの多島良研究員が日本自然災害学会の学術奨励賞を受賞したと発表した。

 同学会の学術奨励賞は、自然災害科学研究の分野で独創性と将来性に富む40歳以下の若手研究者に贈られるもので、今回の受賞は、東日本大震災の際の膨大な廃棄物処理に関する研究「災害廃棄物処理に求められる自治体機能に関する研究―東日本大震災における業務の体系化を通じて―」が評価された。

 この研究は、東日本大震災で実際に行われた災害廃棄物処理業務を体系化することで、災害廃棄物処理に求められる機能を明らかしている。米国の標準的危機対応システムを採用して、災害廃棄物の撤去、分別、移送、中間処理、最終処分という災害廃棄物処理にかかわる業務や機能を整理、体系化した。

詳しくはこちら