市民講座「化学肥料を使わないで堆肥だけで野菜を作れるか?」を開催

 (国)農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の中央農業総合研究センターは12月12日午前9時30分~同10時30分、つくば市(茨城)観音台の「食と農の科学館(つくばリサーチギャラリー)」で市民講座「化学肥料を使わないで堆肥だけで野菜を作れるか?」を開催する。講師は、農研機構野菜茶業研究所の徳田進一野菜生産技術研究領域主任研究員。堆肥は農家泣かせのものという。保管に場所をとり、畑への散布は面倒だし、何より化学肥料に比べて肥料成分が質・量ともに不安定という面がある。一方で、化学肥料の価格が上昇する中、有機野菜の需要は増えている。こうした中で堆肥を野菜栽培に利用することの重要性は高まっているという。そこで今回の市民講座は、堆肥の欠点を克服し、堆肥の肥料効果を高める工夫など化学肥料を使わず堆肥だけで野菜を栽培する技術の研究を紹介する。参加は無料。定員は約70人。事前予約は不要。問い合わせは、同研究センター情報広報課(TEL090-2460-0423)へ。